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 ここでは、「外壁の塗装」に関する塗料についてお話していきます。
  外壁を塗装する場合、一般的に、下塗り、中塗り、上塗りの3段階になります。
  それぞれの塗料の役割について、ご説明しましょう。


 あらゆる塗装において、下地調整は重要なポイントを締めます。いかに高価で高性能の塗料を塗装しても、下地が悪いとその能力が半減してしまいます。
 下塗りの目的は、次の3つ。

          @ 素材に対する密着力の向上。
          A 素材の吸い込みの均一化。
          B 素材のアルカリによる劣化を防止。

 それでは、 下塗りに使用されている「下地調整材」の種類について、みてみましょう。だいたい以下2種類のどちらかになります。

(1) シーラー
「覆うもの」という意味のこの材料は、主に吸収性のある素材に使用します。 粘性のないサラサラした液体なので厚い膜にはならず、ひびを埋めたりする効果はほとんどありません。
(2) フィラー
「目止め」という意味のこの材料は、弾性で、穴や細かいひび割れを埋めたり、表面を平にしたりする役目をします 。下地との密着力や下地をを固める効果はシーラーに劣るので、もともと塗ってあるものの塗り替えに使用します。下地と密着していない場合や、コンクリート・モルタル下地の露出面に塗る場合は、先にシーラーを塗ってから使用したりします。

 下地の状態が非常に悪い場合は,シーラーの後にさらにフィラーを塗ることもあります。
どちらにもさまざまな種類があり、また、下地の種類や状態によって仕様が変わってきますので適切なものを選ぶことが大切です。

 下塗りの後は、中塗り、上塗りの2回塗りをして仕上げます。
 中塗りは、膜厚を厚くして、下地を保護し、上塗りの仕上がり感を向上させる役割があります。上塗りは、薄塗りで、紫外線や塩分などからの劣化を防ぐ目的と、色艶をよく仕上げる役割があります。
  現在、住宅用に使用されている上塗り塗料は、その主成分である「樹脂」の系統によって、おおまかに以下の4種類に大別することができます。それぞれの樹脂の耐久性とコストの関係は、以下の通りです。

それぞれの特徴は以下の通りです。

■アクリル樹脂塗料 安価で幅広く使われていますが外部用としては長期耐久性に不安があります。
■ウレタン樹脂塗料 バランスのとれた性能でアクリルより耐久性が高い塗料です。
■シリコン樹脂塗料 耐候性、耐熱性に優れ、ウレタン樹脂塗料よりも更に高い耐久性があります。
■フッ素樹脂塗料 高耐久性を期待できる塗料ですが、高価なことが難点です。
  外壁の塗替えをする時、塗料を選定するに当たっては、自然環境への影響を考える必要があります。
  内装用の塗料に関しては、平成12年4月より厚生労働省「シックハウス問題に関する検討会」が開催され、有害科学物質についてのガイドラインが話し合われ、守るべき濃度が数値で示されています。
  一方、外装用塗料の選定に当たっては、現在(社)日本塗料工業会を含む室内塗料のようなガイドラインは存在しませんが、地球環境への影響や改修工事などでの周辺への影響はもちろん考慮に入れなければなりません。
  そこで、対策としては、「水性系塗料」を使う方法が考えられます。ところが、外装塗料の場合、気象条件、下地の材質、塗替えメンテナンスなどを考慮しないと塗膜品質に重大な悪影響を及ぼす危険性がある場合もあります。したがって、外装用塗料には極力「水性系塗料」をお勧めしますが、耐候性、耐久性などを考えて、「溶剤系塗料」が必要とされる場合もあります。
  水性塗料と溶剤系塗料については、次ページで詳しくご説明します。
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