塗替えの基礎知識

ここでは、「塗替えについて」の、基礎的な知識をご紹介します。塗替えをお考えの方は、是非参考にしてください。


なぜ塗替えをするの?

建物は、常に雨や風、太陽による紫外線、排気ガス、などにさらされているため、じわじわと、劣化が進んでいます。

日本の住宅の耐用年数が30年といわれているのに対して、塗料の寿命は、7~10年。建物の一生の間に2~3回の塗替えが必要となる計算になりますね。

さらに、建物の色を変えて、リフレッシュしてみてはいかがでしょう。美しくなって寿命も延びた建物は、資産価値も大きくあがります!


塗替えの時期は?

日本の住宅の耐用年数が30年なのに対して、塗料の寿命は、7~10年と説明しましたが、建物の場所によって、自然環境を受ける影響が変わってきますから、寿命もそれぞれ変わってきます。ここでは、大体の目安をご紹介しましょう。


塗替えチェック

「塗替え時期」でご紹介した年数は、あくまでも目安。場所によって、直射日光に当たる場所や、湿気の多い場所、車の多く通る場所などの自然条件が悪い場所では、劣化の進み具合が早まる場合があります。

ですから 築年数で判断するより今現在どのような状態なのか 調べた方が確かなんです。 建物は人間の体と同じで早期発見、早期治療が大切! 治療が遅れると工事が大掛かりになるばかりでなく、工事費用も大幅にアップしてしまいます。 まずは、ご自分でどのような状況なのか直接調べてみましょう。

 

1.色あせ

新築の時と比べて屋根の色が違って見えるのは、塗膜が傷んで表面の色があせてしまったり、酸性雨などの影響で変色してしまうため。塗替えをすることで、家全体の印象がグンとキレイになります。


2.カビ・藻

外壁や屋根の表面に、カビ・藻が発生した状態。こうなると家全体の美観を損なうだけでなく、塗膜の劣化が進んでしまいます。


3.さび(鉄部)

玄関ドアや門扉のさびは、ペーパー等でしっかりと落としてからさび止め塗料を塗り、補修していきます。さび落としを十分にすることが、塗りたての美しさを長年キープする秘訣です。


4.ひび割れ

素材にまで達したような深いひび割れは、裂け目から雨水が入り、壁の中まで傷みが進みます。家全体の耐久性が低下することにも繋がるので、すぐに補修が必要です。また、塗膜にできる細かいひび割れのことをヘアークラックと言います。これは、壁が傷んでいる証拠。フィラーという材料で表面を平らにすることで、補修することができます。


5.はがれ

塗膜がはがれると、コケ・カビが発生し、「毛細管現象」によって防水機能が低下。最終的には雨漏りが起きてしまいます。毛細管現象とは、狭い隙間に水が接した時、隙間内に水が吸い込まれる現象を言います。